プライバシー保護という概念が、ここ数年で世間的にもすっかり定着してきましたよね。
マンションの管理会社から送られてくる返信が必要なハガキなどには、個人名や住所、内容を隠せるような保護シールが付いていたりしますが、こういうのってもう普通のことですよね。
もっと小さなことで言えば、自転車に住所や名前を書いている人って今ではほとんど見かけることがなくなりましたし、小学生の名札だって登下校に他人から名前を見られないようにするために学校で着け外しをするんですよ。
そんな中、先日うちの両親が住んでいるマンションに行ったときのこと。
集合ポストのところに、「私○○は、□月×日に引越しました。郵便物は新しい住所まで転送願います。東京都○○区・・・」
最初見たとき、「え!?大丈夫・・・?」と思ってしまった私は、プライバシー保護概念の強いイマドキの現代人なのでしょうか(^^;)
不特定多数の人が見ることのできる場所に、個人名と新しい引っ越し先の住所まで丁寧に記すということは、プライバシー保護の観点から考えるととってもリスクの高い話ですよね。
丁寧な美しい文字で書かれたその住所と名前に、きっとこれを書いた人は純粋で真面目な人なんだな、、、という印象を受ける共に、恐らく何事も起こらないでしょうがこの紙を悪用する人が現れませんようにと思わず案じてしまったのでした。
ちなみに、郵便物は郵便局で転送届けを提出すれば1年間は無料で転送してくれることになっています。
インターネットでも受け付けていますので、とっても気楽に出来ちゃいますよね。
ちなみに、引越し後の新居で表札に名前を出さないのはもちろんのこと、集合ポストに自分の苗字を書くことにすら抵抗を持つ人が増えているそうです。
特に20代くらいの若者のひとり暮らしにおいては、そういう傾向が強いようです。
実際、私も20代の頃に実家を出て賃貸アパートに暮らしていたときには、同じような感じでした。
表札にもポストにも名前を出さないでいると、現在人が住んでいるかどうかもよく分かりにいくいものですよね。
おまけに郵便物もこまめに取り出していなかったため、ポストには郵便物や広告チラシがビッシリ・・・なんてこともありました。
周りからは、本当に空き部屋なんじゃないかと思われていたかも・・・(汗)
表札を出すことに抵抗がある人は、せめてローマ字やカタカナで記すだけでもいいかもしれませんね。
表札や名前を出さないからと言って特別困るようなこともないかと思いますが、、、(^^;)